転がる香港に苔は生えない (jp.co.design.turbulence.hongkong) on Google Play
大宅壮一ノンフィクション賞受賞! いま変化に立ちすくみ、明日のために勇気が必要な人に必読の一冊。転がり変わり続ける運命を当たり前に生き抜き、そのうえ未来を夢見る──香港中国人たちの生き方を切なく美しく描いた感動の名作。生きるも死ぬも自分次第、バブル・返還・経済危機のまる2年間、取り残された街の古アパートに住み込んで、笑い泣き怒りながら、まるごと体験した香港老若男女の等身大の生きざま。【目次】一九九六年八月十九日、香港時間午後一時四十分第一章 香港再訪第二章 深水埗第三章 返還前夜第四章 返還第五章 逆転第六章 それぞれの明日第七章 香港の卒業試験二〇〇〇年三月十五日、日本時間午前時二十分 浅い眠りの中で見る夢は【著者プロフィール】星野 博美(ほしの ひろみ)中国返還前後の二年間、激動に揺れる香港の市井の生活を、広東語で人びととふれ合いながら体験した、ほとんど唯一の日本人であろう。時代変化を見通す周到な観察力と人を見つめる優しさが、感動的なノンフィクションを生み出す。1966年東京生まれ、国際基督教大学卒業。著書に『謝々チャイニーズ』、写真集『華南体感』(いずれも情報センター出版局刊)などがある。*本書は、情報センター出版局発行の『転がる香港に苔は生えない』(2000年6月)のAndroid版です。